毎年恒例の『手作り6人展』が本日よりスタートしました。
皮革アクセサリー、陶芸、手織り、染め、
裂織り・染め、ストーンジュエリーと、
ジャンルは様々な6人のアーティストの方々の合同作品展。
どの作品もレベルが高く、
じっくり見れば見るほど面白く素敵な展示会です。
◇手織り
手織りの布を使って作った洋服、ストール、帽子、
アクセサリー、バッグ、小物入れ等。
手織り布の質感も色使いのバランスも絶妙な小物入れは
内側の布地まで可愛らしい上に、
バッグの外や中にコロンと付けられる利便性もあり。
小枝や葉っぱをモチーフにしたアクセサリーも
なんとも可愛らしく、洋服や小物も洗練されていて
とても素敵です。
◇皮革アクセサリー
ゴールドなので金属のように見えますが、
実はこれは皮製です。
なので見た目ゴージャスなのに、とても軽いのです。
毎年新しいユニークなデザインを考え出す
そのアイデア力に脱帽。
クレオパトラや動物、海洋生物や東尋坊、オリンピック等
思わず笑ってしまうデザインが豊富に展示してあります。
完全オリジナルでシュールなデザイン、面白いです。
◇染め
和服の染め技術を駆使して
数回に分けて手間暇かけて染め出すという
根気のいる作業を経て作られた作品はどれも見事です。
細かいところまで繊細に描かれた金魚や水面の表現、
Tシャツの表裏でストーリーが描かれている作品もあり
(お魚がケーキに釣られようとしている表、
食い逃げしておなかがふくらんでいる裏)
面白いしかっこいい。
◇陶器
土本来の色と、釉薬の作り出す艶や色合いが
とても上品で趣きのある作品が多数展示されています。
どれも温かみがある使いやすい形で、
花を飾れば、花の美しさを引き立てるし
食材を盛りつければ、お料理を引き立てる
素敵な陶器ばかりでした。
◇裂織り・染め
布を細かく裂いて織るにすることによって
何とも言えない風合いが出てくる織物を使って作られた作品。
繊細な模様レースの洋服、更にそのレースや
風合いの違う布を染め上げ微妙な色合いに仕上げたスカート。
興味深かったのは、黒い染料を使っても
黒くは染め上がらないということ。
布地によって青っぽくなったり、緑っぽくなるのは多分、
黒というのは様々な色が混ざって出来た色だから、
素材や染料の種類によって入りやすい色が先に入るのでは
ないかとのこと。なるほど。化学です。
◇ストーンジュエリー
輝きが美しいアンティークビーズを際立たせたデザインのアクセサリーや、
どうやって作ったのだろう??と、見ただけでは分からないような凝ったデザインのアクセサリーが、多数展示されています。
その繊細さは写真では伝わらないので是非実物をご覧ください。
手作り6人展
7月4日(月)〜9日(土)
11時〜19時(最終日は18時迄)