2022/02/22

金継ぎ教室 淘 展覧会

東京、神奈川で金継ぎ教室を開催し、
暮らしの中に金継ぎという仕種を取り入れる提案している
金継ぎ教室『淘』の展覧会。本日より開催しております。
 
金継ぎは、日本に古くから伝わる器の修理方法です。
茶の湯が盛んになった室町の頃からはじまり、
桃山時代に盛んになったとされますが、
縄文時代の出土品の中にも漆で直した器が見られます。
日本には漆の木から採れた樹液を接着剤や塗料として
使用してきたという古い歴史があるのです。
欠けてしまったところに金を蒔いて仕上げるという
大胆な発想は外国ではあまり見られません。
日本には古来より、欠損を修復することにより
新たな景色を生み出し愛でるという知恵があるのです。
 
大切にしていた器、思い出のある器を
うっかり割ってしまった経験は、
どなたにでもあることだと思います。
それを捨てずに修復し、美しく生まれ変わらせ
大切に使い続けるという心は、
モノに対する深い愛情を持つ日本人の美徳のひとつ。
修復をとおして器や欠損に向き合うことは、自分の内面と向き合うことなのかもしれません。
という金継ぎ教室『淘』の代表 平野君子さんのコメントは
日本の金継ぎという文化の本質を突いているように思います。
 
金継ぎによってより良く生まれ変わった陶器がたくさん展示されています。
一部、販売も有り。金継ぎにご興味がある方、是非足をお運び下さいませ。


金継ぎ教室 淘 展覧会
2月22日(火)~27日(日)
平日:11:001:00
土日祝:11:00~18:00
最終日は16:00まで
 

2022/02/16

若林奈穂 / 石島小夏 / 鹿取美希 展

 
『若林奈穂 / 石島小夏 / 鹿取美希 展』
本日より開催中。報美社主催。
才能ある若手アーティスト達の合同作品展です。

若林奈穂(水彩)
横断歩道や階段などをテーマに
品の良い色合いで描かれた若林奈緒さんの水彩画は
カフェや自宅のちょっとしたインテリアポイントにピッタリ。
作品全体に見られる落ち着いた茶色は、
コーヒーで発色しているそうで、
作品に素敵な趣を与えています。

鹿取美希(日本画)
前回は動物を神秘的に描いた作品が中心でしたが、
今回は海の生き物を描いた作品が中心となっています。
色鮮やかな熱帯魚やサンゴの日本画での表現も面白いし
チンアナゴとつくし、クラゲと菊など、
植物と海の生き物を一緒に描いた作品も
違う生き物なのに美しく融合していて
可愛らしく、美しく、素敵です。


石島小夏(アクリル絵の具)
初の展示会だという石島小夏さんの作品からは
カラフルで鮮やかな発色から
明るいパワーやエネルギーを感じます。

才能あふれる3人の画家達による素晴らしい作品展です。
是非足をお運び下さいませ。

『若林奈穂 / 石島小夏 / 鹿取美希展』
2022年2月16日(水)~21日(月)
11:00~19:00
18日(金)は20時まで。
21日(月)は17時まで。
主催:報美社

2022/02/07

藤田嗣治展

本日より2月13日(日)まで、
ギャラリー藤井主催の
藤田嗣治展を開催しています。

細く美しい描線と乳白色を特色としたわずかな色彩で、
猫と女性を得意な画材とした独特の絵を書き続けた
パリ派の代表的な画家、
藤田嗣治の作品を数多く展示しています。

現在においても、パリで最も有名な日本人画家の一人であり、
明治以降の日本人芸術家で藤田嗣治ほどの成功を
海外で収めたものはいません。
代表作の多くは海外の美術館に収蔵されています。

貴重な素晴らしい作品を
間近でじっくり鑑賞することができます。




藤田嗣治展
2月7日(月)~2月13日(日)
10:30~18:30(最終日17:00迄)