本日より、14日(日)まで、
末廣豊彦(絵画)と
末岡信彦(作陶・絵付)の
『彦彦 二人展』を開催中です。
叔父と甥であるお二人の作品展。
いつか一緒にとの想いが実現したそうです。
絵画の末岡豊彦氏は、元々建築のお仕事をされていたのですが
50歳を迎えてからの20年程で多数の水彩風景画を残されたそうです。
旅先でスケッチから彩色までその場で仕上げる氏の後ろで
奥様が一緒にスケッチなさったり、ギターを奏でたりと
それはまるで映画のワンシーンのような光景だったとのこと。
末岡氏は他界されていますが、会場には奥様や息子さんがいらして
そんなお話を聞きながら見る絵は
透明感や温かみがあって、とても素敵でした。
作陶・絵付の末岡信彦氏の作品には目を奪われます。
見事な赤色が出ている椿。(焼き物で赤を出すのは難しいそうです)
美しい水面と、今にも泳ぎだしそうなイワナ。
生命力溢れるタケノコ。(陶器の中身は、成長したタケノコでした)
下からのアングルに力強さを感じる立派な銀杏。
美しい花々、可愛らしい野葡萄。
山葡萄は食べられるけど単色、
野葡萄は食べられないけど、
まるで宝石のように様々な色なんだそうです。
焼き上がってみないと、色の出方がわからない
焼き物の絵付けは
思い通りの仕上がりのなるまでに、
数え切れない程の失敗作が出てしまうそうです。
その分作者の魂がこもっているようにも感じました。
末岡氏自身も、お話も面白くてとても素敵な方でした。
会場にいらっしゃると思うので、
是非お話を聞きながら作品をご覧になることをお勧めします。
渋谷でお教室も開いていらっしゃるそうなので、ご興味のある方は是非。
http://www.p-amicone.com
本当に見事な作品ばかりで、ついつい長居してしまう展覧会でした。
末廣豊彦・末岡信彦 二人展
9月8日(月)~14日(日)
11:00~18:00
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