2019/11/11
野画工房展 ~藍染・伊勢型紙型染・刺し子・つまみ細工~
本日11月11日(月)から16日(土)まで
『野田工房展』開催中です。
藍染・伊勢型紙型染・刺し子・つまみ細工の作品展です。
◆藍染・伊勢型紙型染
藍染を中心とした染め物や、
細やかな模様を丁寧に切り取ってある
伊勢型紙で藍で型染めした
細かい模様が見事な織物。
その織物を使って作った小物等、
藍染の美しさが映える作品が多数展示されています。
◆刺し子
ご自身でデザインした洋服やバッグに、
刺し子を施した素敵な作品が多数展示されています。
細かく刺繍された刺し子デザインも
裏地に藍型染が使われていたりして、とてもオシャレです。
◆つまみ細工
和装用の髪飾りは、どれも素敵ですが
特に青色の美しさが際立っていました。
藍染で染めた絹で作られているとのことで、なるほどと納得しました。
初日の今日と、金・土の17時までは、
500円でつまみ加工の体験も出来るとのこと。所要時間は30分程。
大人はもちろん、小学校入学前のお子さんでも作れるとのことでした。
可愛らしい作品ができると思いますので、是非体験してみて下さい。
野画工房展 藍染・伊勢型紙型染・刺し子・つまみ細工
会期: 11月11日(月)~11月16日(土)
時間: 11:00 ~ 18:00 (最終日は16時まで)
主催: 野画工房
2019/11/05
松原伸生 藍型染まつばら工房展
11月4日より開催中です。
会場いっぱいに、センス良く展示された藍染作品の
型染のデザインの美しさ、繊細さに圧倒されます。
松原さんは、長板中形(下記参照)という
染め技法の技術保持者です。
洗練されたデザインの美しさだけでなく、
表と裏の模様が見事にピッタリ合っている技術力がすごい。
また、表と裏の絵柄が全く違う染めで仕上げられている
着物もあり、その技術力と粋なデザインにも感動します。
会期は11月9日(土)まで。
一見の価値あるおススメの展示会です。
長板中形とは、浴衣を意味する中形の染め技法のひとつで、「長板本染中形」が正式な名称です。また江戸中形とも呼ばれます。本来中形とは、小紋よりも大きい柄の染めものをいいました。
藍一色による染めで、6.5mほどの長い板に木綿の白生地を張りつけ、順々に型紙を置いてへらで防染糊をつけます。乾燥したら、表の模様とぴったり重なるように、生地の裏面の同じ位置に型紙を置きます。型を写し終えた生地を藍甕に入れて、一気に染め上げます。染め上がった着尺の表裏に同じ模様が白く抜け、透けて見えているかと思うほどの、とても精密な柄合わせがなされています。また粋で上品な仕上がりになります。
この技法は熟練した技が必要で、重要無形文化財に指定されています。あまりにも高度な技術のため、現在は木綿だけでなく麻や絹にも染められています。
松原伸生 藍型染展
11月4日(月)~11月9日(土)
11:00~18:00(最終日17:00迄)