2021/11/15

第20回 源の會 装飾デザイン作品展

本日より11月20日(土)まで、源の會 〜装飾デザイン作品展〜を開催しています。どの作品も、レベルが高く非常に美しい作品展となっています。

・型絵染

型絵染とは、日本の伝統的な染色技法のひとつで、柿渋を塗った和紙を重ねて燻し硬化させた渋紙に、模様を彫りぬき、もち米から作られる糊で糊置きし、彩色するという技法だそうです。色鮮やかで美しい作品、落ち着いた色合いの渋い作品、青色を基調とした紅花や三日月の作品。どれも美しく、眺めていると不思議と心の安らぎを覚えます。

・日本刺繍 

日本刺繍とは、日本において絹糸で織られた生地に絹糸で施す技法の総称です。日本刺繍には型というべき基礎となる繍い方が四十余種あり、図案、デザイン、色彩以上に大切なのが、その繍いの技の技術なのだそうです。遠くから見た作品のデザインや色彩に惹かれて近づいて見ると、その美しい繍いの技の技術に圧倒されます。上下に並んで展示されている、刺繍屏風と刺繍絵画の組み合わせに、刺繍技術と色合いのマッチングの美しさに感動します。

・陶器

花や鳥を描いた図案も色合いもバランスも美しい陶器を多数展示。内側を青色と緑色に彩色し、外側に葉っぱ柄を描き、蓋に青い鳥がちょこんととまっている陶器の可愛らしさに目を奪われました。素敵すぎます。図案の絵画と、それを陶器に焼き付けて作品にしたものが一緒に展示してあり、見事にその絵画の色合いが陶器に再現されているのを見ることが出来ます。同じ色合いに焼き付けることはとても難しいとのこと。それを見事に再現されています。


とても素敵な作品展です。気持ちの良い秋の日のお散歩がてら、是非足をお運び下さいませ。


第20回 源の會 装飾デザイン作品展
11月15日(月)〜20日(土)
11時〜18時 最終日は16時迄
主催 源の會
小野栄子(陶芸)
田代泉(日本刺繍)
中塚智恵(型絵染)


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