2024/01/22

手作り6人展 2024


本日より1月27日(土)まで『手作り6人展』開催中です。
陶芸・帽子・彫金風皮革アクセサリー・絵付け陶器・手織り・手作り香と様々なジャンルが調和した、とても素敵な作品ぞろいの展示会です。

・陶芸 /  小島亜紀子
古信楽の少しジャリ感のある白土を使い、
かき落としという伝統技法で作られた作品。
『かき落とし』とは、成形した土の上から化粧土を塗り
色付けした後に、工具で表面を彫って
部分的に素地の土の色を出し、模様にする技法です。
非常に手間のかかる工程を経て作られた作品はデザインも秀逸。
連続する模様の広がりと、あえて残した空白とが、
それぞれの器に美しくおさまっています。
手に取ってみると、彫りの部分の凹凸を指先に感じて心地良く、
実用品としても、鑑賞用のオブジェとしても優れた作品です。
食卓の風景をワンランクアップしてくれる陶器です。
今回、アリジゴクを模した大皿が芸術的でした!
なんと外側も内側と繋がるように同じ模様を彫ってアリます🐜


・帽子 /  大谷有未
日常がわくわくするような、個性的な形のオリジナル帽子。
デザイン・縫製まですべて作者の大谷さんが手がけています。
オリジナルデザインの素敵なフエルト帽子には、
兎毛フエルトが使われているとのこと。
うさぎの毛のフエルトは柔らかく暖かくて、
北欧などの寒い地域では、よく帽子に使われている素材だそうです。
ベレー帽、ニット帽、キャスケット。
どれも身に着けるとおしゃれ度がグンとアップします。
細かいところまで計算しつくされたデザインと、
内側や見えない部分までこだわりのある、とても素敵な作品です。

・彫金風皮革アクセサリー / 小島厚子
皮革に金箔をほどこし、金属のように仕上げている皮革アクセサリー。
皮革加工は、皮の繊維の向きによって、
加工後に変形してしまうことがあるけれど繊維の向きは見えない為、思った通りに仕上がるかどうかは、最後までわからないとのこと。さらに金箔をほどこすのがとても手間のかかる作業で、ひとつの作品を完成させるまでに、全ての工程を終えるまでなんと1週間かかるそうです。
大きくてゴージャスな作品でも、レザーなのでとても軽く実用的。
ユニークでシャレが効いていて、ニヤリと笑えるような作品や
有名な絵画をモチーフにしたシリーズ、ことわざ・四字熟語モチーフ、
食べ物、生き物、神様など、身に着けて楽しい作品がたくさんあります。
美しい作品より、面白い作品を作る事に情熱を燃やしています、
という作者の小島さんのお話を聞くのも楽しいひとときです。
美しい(もしくは楽しい)アート作品を身に着けたい方、オンリーワンをお好みの方、おすすめです!


・手織り / 徳永由美

毎回、新しく素敵なデザインの作品を生み出す
とてもセンスの良い作者の徳永さん。
自作の手織り布をパッチワークして作られた、
小物入れ、バッグ、洋服、ストール、アクセサリー等
どれもデザインが秀逸で本当に素敵です。
手織り布の質感は、見た目も色合いも手触りも良く、
パッチワークで織の種類と向きが違うものが、
絶妙な配色バランスで組み合わされています。
またモノトーンのストールもシンプルながらデザインが最高でした。
色合い、デザイン、素材感、トータルバランスが素晴らしい作品です。


・手作り香 / 竹中まや

火をつけずに香りを楽しむ練り香。
松竹梅や雪、和菓子や洋菓子などをデザインした飾り香は、
インテリアとしても楽しむことができます。
ちょっとした贈り物にも喜ばれそうです。
生活に溶け込む天然の香りの和のアロマテラピー。
天然原料のみを使用したお香の優しい香りは、心穏やかにしてくれまs。
お香の香りに癒されたい方、好みの香りを見つけてみたい方、
是非、お立ち寄りください。

・絵付け陶器 / ひたき工房

白い器に11つ手描きで鳥や動物たちが描かれています。
全て手描きですので、同じものはありません。
写実的にリアルに描かれた作品と、可愛らしくデフォルメされた作品、
和風に仕上げた作品、どれも素敵です。
子供用のお茶碗には、
底に「おいしかった~?」「おなかいっぱい?」とメッセージが!
食べ終わると出てくる子供にはうれしいデザインです。
どれも作者の方の動物への愛情と、
使う方への愛情を感じる素敵な作品です。



手作り6人展
2024年1月22日(月)~27日(土)
11:00~19:00 (最終日は17時迄)
・陶芸 / 小島亜紀子
・帽子 / 大谷有未
・手織り / 徳永由美
・手作り香 / 竹中まや  
・彫金風皮革アクセサリー / 小島厚子  
・絵付け陶器 / ひたき工房  

2024/01/05

_hirosato_ / 高橋優介 / 佐藤かな 展

本日より、報美社主催
『_hirosato_  / 高橋優介 / 佐藤かな 展』開催中です。

 ・_hirosato_
もともとサーファーである作者が、油絵で海を描いた作品。
深い青、透明感ある青、白く輝く光、水面や波の泡立ち。
まるで自分が海の中にいるような感覚になります。

・高橋優介
日本画による抽象表現作品。
水、風、光、のある瞬間を切り取り
目に見える形にしたような一瞬のきらめきを感じます。

・佐藤かな(ウッドバーニング/銅版画)
ペンの形の電熱器で焦がしながら線にしていく技法。
アクリル絵の具をしみこませ、木目を浮きだたせメディウムで表面を整えます。
非常に繊細な線で描きこまれていて見事です。


 

_hirosato_ / 高橋優介 / 佐藤かな 展
2023年1月5日(金)~10日(水)
11時~19時 5日は20時迄、最終日は16時迄