2025/03/25

藤田嗣治展

 
本日より 3月31日(月)まで、ギャラリー藤井主催
藤田嗣治展を開催しています。

細く美しい描線と乳白色を特色としたわずかな色彩で、
猫と女性を得意な画材とした独特の絵を書き続けた
パリ派の代表的な画家、藤田嗣治の作品を数多く展示しています。

現在においても、パリで最も有名な日本人画家の一人であり、
明治以降の日本人芸術家で藤田嗣治ほどの成功を
海外で収めたものはいません。

今回の展示会では、子どもの絵、猫の絵、日本画風と様々な作品を
全部で48点展示しております。

ちょっと不機嫌だったり、誰かを睨んでいたり、
何かを企んでいそうだったり、ただ愛らしいだけではない
藤田らしい描写で子供を描いた作品。

ジャン・コクトーの旅行記の挿絵として藤田が描いた日本画風の作品。
世界一周旅行をしていたジャン・コクトーが来日した際に
友人である藤田が日本を案内した時の様子です。
相撲・歌舞伎・落語等、日本ならではの様々な体験をしたことが
この挿絵から見てとれます。

貴重な素晴らしい作品を
間近でじっくり鑑賞することができます。
会期は一週間。是非足をお運びくださいませ。

藤田嗣治展
3月25日(火)~3月31日(月)
11:00~19:00(最終日17:00迄)

2025/03/19

鈴木久美子 前田正憲 展

 
本日より
報美社主催の絵画展
『鈴木久美子 / 前田正憲 展』
開催中です。




鈴木久美子
アルコールインクやレジンで描いた抽象アート作品。
心でとらえた光の形、色、リズムなど、
命が内包している光のようなものを表現。
鮮やかで爽やかな色彩から自由と喜び、
そして溢れる生命力を感じる作品です。

前田正憲
日本画の技法で描く
色使いを抑えたシンプルかつ静謐な絵画からは、
不思議と「静寂の音」が聴こえてくるような気がします。
心落ち着く作品です。

鮮やかな色づかいと抑えた色づかい、
正反対の作風ながらどちらも五感に訴えかけてくる作品です。
是非足をお運び下さいませ。



会期:  3月19日(水)~3月24日(月)
時間:  11:00 ~ 19:00   
     金曜日は20時まで
     最終日は16時まで
主催:  報美社
http://gallery-st.net/

2025/03/10

法政大学カメラ部 一年生展


法政大学カメラ部 一年生展
本日より開催中です。

法政大学の一年生カメラ部員約15名のみなさんの
それぞれの思い出の風景、心を動かされた光景、
残したい一瞬を切り取った作品が多数展示されています。
1枚1枚にストーリーがあり、キャプションを読みながら
じっくりと楽しみたい写真展です。
3月15日土曜日まで。

2025年3月10日(月)~15日(土)
11:00~19:00 (最終日17:00迄)
主催:法政大学カメラ部

2025/02/20

若林奈穂 / 野中梨恵 / 鹿取美希 展


『若林奈穂 / 野中梨恵 / 鹿取美希 展』

報美社主催で本日より開催中。
才能ある若手アーティストの合同作品展です。


若林奈穂(水彩)
横断歩道や階段などの街の風景からイメージを構築し、
品の良い色合いで描かれた水彩画。
カフェや自宅のインテリアポイントにピッタリ。
作品全体に見られる落ち着いた茶色は、
コーヒーで発色しているそうで、
作品に素敵な趣を与えています。







野中梨恵(立体)
瓦礫の再生という概念を立体的に表現した作品。
一見無秩序に見える瓦礫の中から、新たな秩序や意味を見出し
他者に破壊されても、美しく再生していける
という作者のメッセージが込められています。












鹿取美希(日本画)
海の生き物を美しく幻想的に描いた日本画。
ダイビング好きの作者が描く、
鯨、トビウオ、クラゲなどの海の生き物たちは
幻想的でもあり、同時に声や水音まで聞こえてきそうな生命感を感じます。


才能あふれる作家たちによる素晴らしい作品展。
是非足をお運び下さいませ。

『 若林奈穂 / 野中梨恵 / 鹿取美希 展』
2025年2月20日(木)~25日(火)
11:00~19:00
金曜日は20時まで。
最終日は16時まで。
主催:報美社

2025/02/15

第4回 金継ぎ教室 淘 展覧会


暮らしの中に金継ぎという仕種を取り入れる提案している
金継ぎ教室『淘』の展覧会。
本日より2/17(月)まで開催しております。
 
金継ぎは、日本に古くから伝わる器の修理方法です。
茶の湯が盛んになった室町の頃からはじまり、
桃山時代に盛んになったとされますが、
縄文時代の出土品の中にも漆で直した器が見られます。
日本には漆の木から採れた樹液を接着剤や塗料として
使用してきたという古い歴史があるのです。
欠けてしまったところに金を蒔いて仕上げるという
大胆な発想は外国ではあまり見られません。
日本には古来より、欠損を修復することにより
新たな景色を生み出し愛でるという知恵があるのです。



大切にしていた器、思い入れのある器を
うっかり割ってしまった経験は、
どなたにでもあることだと思います。
それを捨てずに修復し、美しく生まれ変わらせ
大切に使い続けるという心は、
モノに対する深い愛情を持つ日本人の美徳のひとつ。
修復をとおして器や欠損に向き合うことは、自分の内面と向き合うことなのかもしれません。
という金継ぎ教室『淘』の代表 平野君子さんのコメントは
日本の金継ぎという文化の本質を突いているように思います。
 
金継ぎによってより良く生まれ変わった陶器がたくさん展示されています。
一部、販売も有り。金継ぎにご興味がある方、是非足をお運び下さいませ。

金継ぎ教室 淘 展覧会
2/15(土) ~ 2/17(月)
11:00~17:00 (最終日は16時まで)
 

2025/01/30

tenold フェアアイルセーター展2025 「trails -トレイルズ-」

本日より2/2(日)まで、
ten old のフェアアイルセーター展 2025『trails』開催中です。

貴重なシェトランド羊の毛から紡がれた毛糸を使って手編みで作られた
手袋・バッグ・小物入れ・セーター・ブランケット等、多数展示。
風合いの柔らかさ、色合いやデザインの美しさは秀逸です。

フェアアイルを編むのは、長く、いろんなことが起きる「trail(小道)」を、
一歩ずつ進むごとしです。皆さまそれぞれのニッティングスタイルで楽しんでもらえる、編む喜びを感じられるフェアアイルデザインでお待ちします。

 これまでの「trails(足跡)」でもあるten old 初期作品を数点、
新しい解釈でよみがえらせました。
もちろん新作フェアアイルも登場します。
キットの販売もございます。









Embark  ten old  フェアアイルセーター展
会期:  2025年1月30日(木)~2月2日(日)
時間:  11:00 ~ 17:00
主催:  横山由可
ten old -Fair Isle knitting gallery-

2025/01/21

手作り6人展 2025

1月25日(土)まで『手作り6人展』開催中です。
陶芸・帽子・彫金風皮革アクセサリー・絵付け陶器・手織り・加賀指ぬき 
様々なジャンルのクリエイターが集うとても素敵な作品ぞろいの展示会です。


・陶芸 /  小島亜紀子
古信楽の少しジャリ感のある白土を使い、
かき落としという伝統技法で作られた作品。
『かき落とし』とは、成形した土の上から化粧土を塗り
色付けした後に、工具で表面を彫って
部分的に素地の土の色を出し、模様にする技法です。
非常に手間のかかる工程を経て作られた作品はデザインも秀逸。
連続する模様の広がりと、あえて残した空白とが、
それぞれの器に美しくおさまっています。
手に取ってみると、彫りの部分の凹凸を指先に感じて心地良く、
実用品としても、鑑賞用のオブジェとしても優れた作品です。
食卓の風景をワンランクアップしてくれる陶器です。



・帽子 /  大谷有未
日常がわくわくするような、個性的な形のオリジナル帽子。
デザイン・縫製まですべて作者の大谷さんが手がけています。
オリジナルデザインの素敵なフエルト帽子には、
兎毛フエルトが使われているとのこと。
うさぎの毛のフエルトは柔らかく暖かくて、
北欧などの寒い地域では、よく帽子に使われている素材だそうです。
ベレー帽、ニット帽、キャスケット。
どれも身に着けるとおしゃれ度がグンとアップします。
細かいところまで計算しつくされたデザインと、
内側や見えない部分までこだわりのある、とても素敵な作品です。


・彫金風皮革アクセサリー / 小島厚子
皮革に金箔をほどこし、金属のように仕上げている皮革アクセサリー。
皮革加工は、皮の繊維の向きによって、
加工後に変形してしまうことがあるけれど繊維の向きは見えない為、思った通りに仕上がるかどうかは、最後までわからないとのこと。さらに金箔をほどこすのがとても手間のかかる作業で、ひとつの作品を完成させるまでに、全ての工程を終えるまでなんと1週間かかるそうです。
大きくてゴージャスな作品でも、レザーなのでとても軽く実用的。
ユニークでシャレが効いていて、ニヤリと笑えるような作品や
有名な絵画をモチーフにしたシリーズ、ことわざ・四字熟語モチーフ、
食べ物、生き物、神様など、身に着けて楽しい作品がたくさんあります。
美しい作品より、面白い作品を作る事に情熱を燃やしています、
という作者の小島さんのお話を聞くのも楽しいひとときです。
美しい(もしくは楽しい)アート作品を身に着けたい方、オンリーワンをお好みの方、おすすめです!


・手織り / 徳永由美

毎回、新しく素敵なデザインの作品を生み出す
とてもセンスの良い作者の徳永さん。
自作の手織り布をパッチワークして作られた、
小物入れ、バッグ、洋服、ストール、アクセサリー等
どれもデザインが秀逸で本当に素敵です。
手織り布の質感は、見た目も色合いも手触りも良く、
パッチワークで織の種類と向きが違うものが、
絶妙な配色バランスで組み合わされています。
またモノトーンのストールもシンプルながらデザインが最高でした。
色合い、デザイン、素材感、トータルバランスが素晴らしい作品です。


加賀ゆびぬき / 栄森 仁美 

加賀ゆびぬきは、残った布端と絹糸を
実用的で美しい作品に生まれ変わらせた、
まさにSDG'sな日本文化の代表です。
1本1本の絹糸が隙間なく縫い詰められているので、
光の当たり具合で見られる陰影も魅力です。
古来から伝わるものからオリジナルの模様まで、
様々な模様があります。


帯どめ、小物入れ、根付、ミニ指ぬきのストラップ、
イヤリングなどのアクセサリーの他、アクセサリ―キットも販売。






・絵付け陶器 / ひたき工房

白い器に11つ手描きで鳥や動物たちが描かれています。
全て手描きですので、同じものはありません。
写実的にリアルに描かれた作品と、可愛らしくデフォルメされた作品、
和風に仕上げた作品、どれも素敵です。
子供用のお茶碗には、
底に「おいしかった~?」「おなかいっぱい?」とメッセージが!
食べ終わると出てくる子供にはうれしいデザインです。
どれも作者の方の動物への愛情と、
使う方への愛情を感じる素敵な作品です。






手作り6人展
2025年1月20日(月)~25日(土)
11:00~19:00 (最終日は17時迄)
・陶芸 / 小島亜紀子
・帽子 / 大谷有未
・手織り / 徳永由美
・加賀指ぬき/ 栄森仁美  
・彫金風皮革アクセサリー / 小島厚子  
・絵付け陶器 / ひたき工房