10月30日(木)~11月2日(日)まで
ピッチノッティバイオリン・篠崎バイオリン工房
による秋の展示試奏会を開催しています。
バイオリンの制作者である篠崎さんご本人はとても博識で、
製作にまつわる色々なお話、バイオリンに関する歴史や豆知識等、
色々と興味深いお話を伺うことができます。
篠崎バイオリン工房
定期的に当会場で開催しているこの展示試奏会ですが
今回もイタリアから、ダンディなバイオリン制作者
Marco Imer Piccinotti氏が来日されています。
初日の今日は、会場でバイオリンの手入れをなさっていて
会場はニスの良い香りが漂っていました。
Picchinottiバイオリン工房
フォルムも色も美しいバイオリン、ヴィオラ、チェロが
多数展示された会場は、まるで美術館のようです。
手入れ用のニスは、樹液からつくられたものなので、
とても落ち着く香りがします。
試奏の音や、弦を弾く音は高い天井に共鳴し美しい音を奏でます。
視覚・嗅覚・聴覚全てに心地よい、素敵な展示会です。
篠崎氏によると、バイオリンの表板は針葉樹、裏板は広葉樹で作られているとのこと。
針葉樹・広葉樹それぞれの強さや特性を生かした結果そのようになったとのこと。
バイオリンのフォルムも、この形の比率が一番音が美しく響くから。
fの彫りも、昔はcだったり、sだったりした時代もあったけれど、
cは割れやすい、sはイタリア語のsfera(球体) の意味があるという説がある、
fの横棒にあたる部分のほんの少しの切り込みが
美しい共鳴の仕方に関係しているなど、全ての形にちゃんと意味があり、
初めて知ることばかりでとても面白かったです。
全ての意味でとても素敵な展示会ですので、是非足をお運び下さい。
ピッチノッティバイオリン・篠崎バイオリン工房 秋の展示試奏会2014
10月30日(木)、31日(金) 11:00-19:00
11月1日(土)、2日(日) 10:00-18:00
内容: ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ等弦楽器の展示、試奏、販売会
弦楽器製作用材木、製作ツールの販売
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