2018/10/30

松原伸生 藍型染展

本日より、藍型染めの第一人者である
松原伸生氏の藍型染個展がスタートしました。

会場いっぱいに、センス良く展示された藍染作品の
型染のデザインの美しさ、繊細さに圧倒されます。

松原さんは、長板中形(下記参照)という染め技法の技術保持者です。

洗練されたデザインの美しさだけでなく、
表と裏の模様が見事にピッタリ合っている技術力に感動します。

会期は11月3日の文化の日まで。
一見の価値あるおススメの展示会です。

長板中形とは、浴衣を意味する中形の染め技法のひとつで、「長板本染中形」が正式な名称です。また江戸中形とも呼ばれます。本来中形とは、小紋よりも大きい柄の染めものをいいました。
藍一色による染めで、6.5mほどの長い板に木綿の白生地を張りつけ、順々に型紙を置いてへらで防染糊をつけます。乾燥したら、表の模様とぴったり重なるように、生地の裏面の同じ位置に型紙を置きます。型を写し終えた生地を藍甕に入れて、一気に染め上げます。染め上がった着尺の表裏に同じ模様が白く抜け、透けて見えているかと思うほどの、とても精密な柄合わせがなされています。また粋で上品な仕上がりになります。
この技法は熟練した技が必要で、重要無形文化財に指定されています。あまりにも高度な技術のため、現在は木綿だけでなく麻や絹にも染められています。


松原伸生 藍型染展
10月30日(火)~11月3日(土)
11:00~18:00(最終日17:00迄)

2018/10/16

Michiko個展 vol.4 ~Tink-kamilla(ティンクカミリア)~

 Michiko個展 Vol.4 
~お久しぶり「Tink-kamilla(ティンクカミリア)」です~
本日より21日(日)まで、開催しております。

Tink-kamilla(ティンクカミリア)とは、
白っぽくてふわふわと柔らかそうな体で
いつも笑顔の可愛らしい二足歩行の生き物で、
今回の個展には、このTink-kamillaが生きている世界が描かれています。

作者のMichikoさんの頭の中、心の中にイメージとして現れ、
Michikoさんは、ただそのイメージを絵に落とし込んでいくので、
完成するまではどんな絵になるのかは分からないとのこと。
なので、何かテーマを持ってそれを描くわけではなく、
ご本人も、完成してから初めて、ふ~んこんな絵なんだ、
どんな意味があるんだろうと不思議な気持ちになるそうで、
タイトルも完成した絵を見てから決めるそうです。

なんとも不思議なこの絵たちには、なんだか引き込まれる力を感じます。
見ていると、幸せな温かい気持ちになります。
絵の中に入って、一緒にほんわかしたいと思います。
是非、足をお運び下さいませ。

可愛らしい看板と、入口のドアのあちこちに貼られたTink-kamiliaがお出迎え。
ギャラリー内のあちこちに、隠れているのを見つけるのも楽しいと思いますよ。

https://www.instagram.com/michikos_vt/

Michiko個展 Vol.4 
~お久しぶり「Tink-kamilla(ティンクカミリア)」です~
10/16(火)~21(日)
11:00~19:00(最終日は18:00迄)