油絵、書、陶芸、墨彩画、篆刻など、
多岐な分野で斬新な創作を発表し続けている清水義光氏の近作展、本日より開催中。
今回のテーマは~体は宇宙の大通り~
陶芸、油絵、墨彩画を展示しています。
会場に入ってまず目を奪われたのは、
陶芸作品のオリジナリティと力強さです。
信楽地方の土と長石による手びねり作品は、
陶器というより彫刻作品です。
穴窯で数日間かけて焼き上げる、
釉薬を一切使わない、赤松による自然釉の作品は、
見る人の心にせまってくるような迫力があります。
油絵の抽象画は、北米古代インディアン・ナバホ族の「ブ骨で空間への波動」のある
男性用ショールデザインのからインスパイアされた作品とのこと。
大作が20点ほど展示されています。
墨彩は『猿の戯画』55点。フランス人に日本人のユーモア精神を見せたいと
パリの画廊からの依頼で描いたものだそうです。
最初は全く乗り気ではなかった清水氏は、高崎山の猿を見に行ってみたものの
やはり猿には面白みを感じられないままその日は就寝。
しかしその翌朝、猿のインスピレーションが一気に降りてきて
数日で立て続けに作品を仕上げたそうです。
ユーモラスで愛すべき猿の姿が、墨彩で多数描かれています。
http://www.art-yoshi.com/
清水義光近作展
~体は宇宙の大通り~
11月12日(月)~18日(日)
11:00~19:00(最終日は17時迄)